カイロプラクティックによる整体矯正は、骨格を正常な状態に整える事でからだを健康だった時のバランスの取れた状態に戻します。
痛みやしびれ等、骨格や筋肉のアンバランスが直接関与しているものはもちろん、内臓の不調や自律神経失調、不定愁訴と言われる病院に行くほどでもないが不快で辛い症状など、歪みが間接的に引き起こす症状に対しても改善が見込まれます
・腰痛 ・坐骨神経痛
・軽度の椎間板ヘルニア ・肋間神経痛
・肩のこり、痛み ・四十肩、五十肩
・手足の痛み、しびれ ・腕や肘の痛み ・むち打ち症
・寝違え、首が回らない ・背中の痛み ・関節の痛み
・膝の痛み、水が溜まる ・腱鞘炎 ・緊張性頭痛
・スポーツ障害 ・原因の分からない目や耳の痛み
など・・・
・肩こり ・首のコリ、ハリ ・全身のダルさ
・脚のダルさ ・背中のハリ
など・・・
・狭心症 ・消化不良 ・便秘
・膨満感 ・呼吸器の問題 ・軽度の糖尿病
・軽度の肝機能障害 ・軽度の腎機能障害 ・動悸、息切れ
・ガスが溜まる ・トイレが近い
・婦人科疾患 (生理痛、生理不順、原因不明の不妊症)
など・・・
・手や足の冷え ・不眠症 ・めまい
・自律神経失調 ・食欲不振 ・脚の静脈瘤
・皮膚の新陳代謝の問題 ・アレルギー症状 ・顎の問題
・頭蓋内への血流促進による認知症予防
など・・・
腰痛は日本人が訴える症状の中で男性の第1位、女性では第2位となっています。ある調査では、先進国民の8割が一生に一度は腰痛を経験すると言うデータもあります。私たち二足歩行をする人類にとって腰痛は人体構造上の宿命という研究者もいます。しかし、一言に腰痛言ってもその原因には様々なものがあります。
今や腰痛は日本人の国民病とも言われていますが、その腰痛の85%は、診断の付かない非特異性腰痛(原因不明の腰痛)とされています。
その非特異性腰痛のメカニズムを考えてゆきます。
痛みを感じる原因には筋肉の過緊張があげられます。一定以上の時間、筋肉が緊張を起こしていると血行不良が起こります。その部分には、異常を脳に知らせるために発痛物質が分泌されるため痛みを感じます。
人は、その長細い身体を縦に保持しています。歩いている時も座っている時も重たい頭を身体の最上部に乗せ、非常に不安定な構造物を立てた状態で骨格によって支え、その骨格を筋肉が保持しています。
少しでもバランスが崩れるような姿勢になれば筋肉の調和が崩れ、特定の筋肉に過度な緊張が強いられます。
カイロプラクティックでは、骨格の歪みを矯正することによって、全身のバランスを正しくします。それにより、歪んだからだを支えるために起こっていた筋肉の過緊張がなくなります。緊張のとれた筋肉には十分な血液が流れだし、血行不良を伝えるために分泌されていた発痛物質が無くなるので痛みが根本から解決され、筋肉もしなやかさを取り戻します。
頭の重さは、体重の約10%ほどです。体重が50㎏の人で約5キロ、それは、ボウリングのボール位の重さです。その重い頭が24個ある椎骨の上に乗っかっているので、それを支えるにはとても大きな筋力が必要になります。特に後頭部側には強靭な筋肉がついており、しっかりと頭を支える役割を担っています。それらの筋肉が持続的に緊張すると筋肉内の毛細血管が圧迫され血行が悪くなりコリの状態になります。
さらに、血行不良が長くなると痛みを伝える伝達物質が放出されて痛みを感じるようになります。
よい姿勢と悪い姿勢の例を図に示しました。
左の悪い姿勢の例は、背中が丸く、頭の重さが身体の前寄りを通って背骨から重心が離れてしまっています。
そのため、首や肩、背中の筋肉が強く収縮して上体を支えてなくてはなりません。この状態が一定時間以上続くとコリや痛みを感じるようになります。
右の良い姿勢は、頭が身体の中心にあり、重心が背骨の近くを通っているので筋肉の力は最小限で済みます。
そのため、筋肉の緊張が最小限に抑えられて、血行も阻害されないのでコリが起こりにくいのです。
最近のスマホブームも肩こりには好ましくありません。
スマホを操作する場合、図のように頭が前に傾斜した状態になります。
5キロのボウリングボールを細い首の先につけてこんな風に傾斜させたら当然図のように負担が来てしまいます。
カイロプラクティックでは、悪い姿勢の癖がついてしまったからだを元の正しい状態に戻してゆくことで、首から肩にかけ集中していた負担を分散し、固まった筋肉を正常な状態に戻します。
さらに、ストレッチや筋リリーステクニックを用いて筋緊張を取り除きます。
一口に頭痛といっても原因はいくつかあります。まず、頭痛の80%を占める慢性頭痛について説明します。慢性頭痛には「偏頭痛」「緊張性頭痛」「群発性頭痛」の3つがあります。中でも「偏頭痛」と「緊張型頭痛」がその大半を占め、詳細はそれぞれ次の通りです。
「偏頭痛」
偏頭痛の原因には諸説ありますが、脳血管の拡張や、それによる炎症が神経を刺激して痛みが起こります。温めると増悪するのが特徴です。
血管の拍動が神経を刺激するので、ズキン、ズキンと痛みます。
カイロプラクティックでは、頭蓋内の血流を促進させ、血管にかかる負担を下げることで改善を図ります。
「緊張型頭痛」
緊張により筋肉が固くなり、筋肉内の毛細血流が圧迫され、血流が少なくなることによっておこります。温めると軽快するのが特徴です。
肩、首、後頭部または、頭全体が重痛くなります。
カイロプラクティックでは肩や首などの緊張を取り除き、血流を促進することで改善を図ります。
他にも、「群発性頭痛」があります。これは、目の奥がえぐられるような酷い痛みや、刺されるような激しい痛みが一定期間に群発して起こるのが特徴です。20代から40代の男性が女性の4〜5倍多く発症していますがその原因はわかっていません。
また、頭痛には重篤な病気が隠されている場合(レッドフラッグ)がありますので、次のような症状をともなう頭痛であれば、速やかな医療機関の受診をお勧めします。
レッドフラッグ
・吐き気を伴った非常に激しい頭痛
・手足のしびれ・麻痺、意識障害、ろれつが回らない
・視力低下、視野狭窄
・38度以上の発熱、うなじのあたりの硬直・痛み、うつむくのが辛い
人のからだには、神経がすみずみに行きわたっており、頭の天辺から足の先に至るまでからだ中の情報は神経を伝って脳に届きます。
また、体中への指示は脳から発信され、神経を介して行きわたります。
全身の臓器もこの神経網の中にあり、全ての情報が神経を介して脳に届けられ、また、脳からの指令が臓器に届けられます。この通信が滞りなく行われている場合問題は生じませんが、うまく行かなくなると
臓器の不調が起こります。
カイロプラクティック(仙骨後頭骨テクニック)では、内臓の治療にCMRT(カイロプラクティック手技反射テクニック)を用いて内臓に対する施術をお無います。これは、脊髄から出ている神経の出口である椎骨と内臓との関連を明確化し、椎骨の矯正と体性-内臓反射、内臓-体制反射などの反射を用いて内臓の機能改善を図ります。椎骨と内臓の関連は次の表のとおりとなっています。
倦怠感、食欲不振、不眠など、身体がつらいのに医療機関での診断がつかないものを不定愁訴と言います。明確な診断がつかないため、周囲からは症状への理解が得難く、それによるストレスからますます症状を悪化させてしまうこともあります。
カイロプラクティック的にテストして行くと、からだのバランスの崩れが負担とって症状を引き起こしていることがしばしば見られます。
全身のバランスを取り、負担のかかっている部分を解放してあげることでからだが軽くなり自律神経バランスも整います。
それによって食欲、睡眠が整って活動的な生活を取り戻すことができます。
カイロプラクティックによる整体矯正はは神経障害による症状や病気に有効なので、以下のような傷病には効果は期待できません。
・腫瘍 ・遺伝性疾患 ・毒素 ・骨折 ・外傷 ・ウイルス性の疾患 ・細菌性の疾患 ・炎症性の疾患 など・・・
また、次のように長期間の機能低下により組織が大きく損傷して回復できないような場合も効果は期待できません。
・椎間板脱出 ・肝硬変 ・心筋梗塞 など・・・